旭硝子のもくまどは指定塗料で塗装メンテナンスしても劣化が防げず欠陥商品

当サイト「外壁塗装のおすすめ業者」を運営する株式会社ウインターハートの斉藤良男です。

この記事では、外壁塗装ではなく、我が家が採用している旭硝子のもくまどの欠陥について述べたいと思います。

まず、これまでの経緯を箇条書きで示します。

    2006年12月
    2006年12月の入居から1週間以内で、ビートが短い窓を多数発見。
    2007年初頭
    メーカーにより、ビートが一番短かった1窓だけ無償交換。
    2008年
    木枠が激しくけばだっていることに気づき、Q&Aサイトで質問。
    2017年11月
    窓枠の腐食を発見、メーカーが来訪して修理。
    2021年5月
    別の窓枠の腐食を発見し、メーカーに連絡。メーカーが来訪し、そのときの点検で新たな窓枠の腐食発見。合計2ヶ所を修理。
    2021年8月
    この記事を執筆。

以下に詳しく説明します。

2006年12月に注文住宅として新築された我が家は、全ての窓に旭硝子のもくまどを採用しています(この記事を執筆しているのは2021年8月であり、築14年8ヶ月)。

まず、築2年の時点において、もくまどの劣化が異常に速いことを、私はインターネット上で質問しました。

この質問ですね(質問日2008年12月)。

https://okwave.jp/qa/q4589302.html

この質問に回答をくれた方に対して、私は以下のようにお礼をしています。

回答ありがとうございます。購入時からメンテが必要だとは知っていましたが、ここまで速く劣化するとは思っていませんでした。20年とかもつのでしょうか。

しかし、塗装したら結構いい皮膜ができたので、これをまめにやれば大丈夫かとも思っています

上記のQ&Aから約9年経過した2017年、窓枠の腐食を発見。

さらに、2021年5月~6月にも腐食している箇所を合計2ヶ所発見。

塗装メンテナンスをやってもダメという結論に達しました。

指定塗料で十分な塗装・メンテナンスをしたのですが、ダメですね。

もくまどは、欠陥商品といわれても仕方がないと思います。

入居後すぐに発見したもくまどの欠陥

私は、我が家が引き渡しされた直後、もくまどのビートが短いことに気が付きました(入居後1~2週間で気が付きました)。

もくまど

上記は2021年8月に室内側から撮影したものです(現在、外側の隙間はコーキングでふさいでいますので、外側の隙間は見れません)。

入居当初から、このようにビートが短く、隙間があったのです(短くない窓もありますので、詳しく言えば、窓によってビートの長さがバラバラという状態)。

このような窓がいくつもあり、工業製品がこんな状態で出荷されて良いのか?と大きな不信感を持ちました。

中には2cmくらい短いものもあったので、家を建築した会社に連絡し、そこを経由してメーカーの人に見てもらいました(入居して1~2ヶ月後のことです)。

その結果、一番ひどい(ビートが短い)窓だけ、窓全体を交換ということになりましたが、他はその使ってほしいとのでした。

このとき、「雨が降ればこの隙間から水が入る。木は腐らないのか?」と大きな疑問を持ちました。

築1年で感じたもくまどの劣化の速さ

築1年の時点で、もくまどの木枠の表面が劣化してけばだっているような状態になっていることを発見しました(この表面の劣化は、上述のビートが短いという欠陥とは関係ありません)。

この状態については、別の方がブログで書いていますが、これと同じ状態ですね。

https://ameblo.jp/jinn-news/entry-11637329827.html

そして、疑問を持って、インターネット上において冒頭の質問をしたのです。

塗装しても防げない!築11年でもくまどの欠陥が露呈し始める

初回の塗装は入居後1年くらいに行いました。

それ以来、現在まで3~4年に一度の割合で、もくまどの説明書にある推奨塗料で木枠の塗装をしていますが、それでも腐食は防げませんでした(しかも、1回の塗装で2度塗りしています)。

2017年11月、築11年の時点でもくまどに最初の問題が発生したのです。

窓枠は上下左右の4辺ありますが、その4辺のうち、下の辺が腐食している窓を発見したのです。

下の辺の木枠が腐食したことにより、その上にのっているガラス板の重みを支え切れず、ガラス板が下にずれていました。

塗装をしても、もくまどの腐食は防げなかったのです。

そこで、旭硝子に連絡をして補修の依頼をしました。

メーカーの人間が来て、以下のように言われました。

  • 経年劣化でビートが短くなった
  • 短くなったその隙間から水が入って木が腐食した

この回答に、強烈な不信感を抱きました。

ビートは経年劣化で短くなったわけではないのです。

入居直後から短くて、メーカーにもそのことを連絡していたのです。

私は、「経年劣化ではない。入居直後からビートは短かった。メーカーにも連絡している」と猛抗議しましたが、メーカーの人間は「経年劣化」で突っぱねようと必死でした。

私からすれば、経年劣化では1mmも短くなっていません。

現在も、入居当時と隙間の大きさは全く変わりません。

結局、数万円に及ぶ高い出費を払うことになりました。

ただ、全窓について、窓の外側の下部分はコーキングして隙間は埋めてくれましたので、今後は問題はないだろうとメーカーは言っておりました。

築14年半で新たなもくまどの腐食が発生

2021年5月下旬、新たなもくまどの腐食を発見しました。

今回は、4辺のうちの下辺ではなく、左辺です。

もくまど 腐食

これ、画像で見るよりも実際の腐食は激しいです。

この画像ではわかりませんが、木枠の内部が腐食しており、内部の腐食が進行した結果、外側に亀裂が露呈したのです。

再びメーカーに連絡をすると、6月上旬に前回と同じメーカーの人間が来ました。

2017年11月の来訪時、
「コーキングをしてビートの隙間を埋めたから今後は大丈夫です」
と言っていたのにもかかわらず、このように腐食してしまったことを指摘すると、
「木を腐らす菌が既に繁殖していたせいかもしれない」
との返答でした。

「仮にそうであったとしても、ビートが最初から短かったのだから内部に水が入ったのは欠陥のせいでしょう」
と抗議しましたが、ビートが短いのは経年劣化という主張を繰り返すばかり。

ビートは最初から短かったのですがね。

このとき、今年(2021年)でもくまどのアフターメンテナンスが終了するとの事で、全窓を点検してくれたところ、別の窓にも腐食が見つかりました。

コーキング

にもかかわらず、「斉藤さんの家の状態は他よりもだいぶ良いですよ。他はもっとひどいですから」と言うのです。

これで状態が良いというのは、商品として大問題だと思います。

私は、当初、上下左右の4辺のうち、下の辺(木枠)だけが腐食すると思っていました。

しかし、実際は縦(左右)の辺も腐食することがわかったのです。

となると、1つの窓にある4辺のうち、3辺が腐食する可能性があることになります。

つまり、当初思っていたよりも腐食して交換する頻度が3倍高いということになります。

この点をメーカーの人間に指摘すると、これまでのデータでは、腐食の9割は下辺という返事です。

本当ですかね?

ビートの件があるので信じられないですね。

そこで、私が2008年にインターネット上でした質問(上述)について、閲覧数が約3400回(2021年6月時点)もあることを指摘しました。

私はWEB制作をやっていますのでよくわかるのですが、閲覧数が3400回ということは、ユニークユーザー(実数)で3000人くらいの人が閲覧していると考えられます(リーピーターは1割くらい)。

私はもくまどに十分な塗装メンテナンスを行っていて、それでもこんなに状態になってしまったのですから、同じように困っている人がたくさんいるということを伝えたかったのです。

すると、メーカーの人間は
「私が(そのサイトを)何回も見ていますから(人数はもっと少ない)」
などと言うのです。

極めて信頼のおけない回答です。

火消しに必死な感じであり、強い不信感を持ちました。

このもくまどは6000棟に納品したと聞いていましたから、その半分は私の質問を閲覧しているのです

多くの方が、もくまどの不具合についてネットで調べているのです。

もくまどの欠陥の考察

もくまどは、「ビートの隙間から水が入って木が腐食する」との説明を受けました。

しかし、2021年5月に発見された2箇所の腐食の仕方を見ると、それ以外にも原因があるように思いました。

雨が降るとレールに水が溜まって木は濡れ続ける

木枠

上記画像は、雨が降ってるときにレールに水が溜まった状態のものです。

水が溜まっていることにより、もくまどの底部が常に水と接触している状態にあります。

表面張力で水が吸い寄せられる感じですね。

そして、この木枠の底部は塗装できませんから、毛細管現象のように木が水が吸い上げているのではないかと考えています。

レールに溜まった水が木枠と接触するような構造であることは、適切ではないと思います。

以下のように水の逃げ場はありますが、表面張力で水は逃げ切らず、雨が降ると深さ数mmの水がレールにたまり続けます。

レール

もくまどの材質の選定は適切か?

もくまどの材質にも問題があるように思います。

もくまどの木は、柔らかいので加工しやすいでしょう。

しかし、柔らかいものは耐久性に劣ります。

線路の枕木のような硬い材質の方が耐久性があると思いますね。

もくまどはメンテナンスしても寿命が短い

もくまどは一般的な普及品よりも3倍高いとの事で、非常に高価な商品です。

よって、もくまどを採用している住宅というのは、ほぼ100%が注文住宅でしょう。

それも、平均よりグレードの高い注文住宅であり、耐久性は一般的な住宅よりも高い場合がほとんどでしょう。

それを考えると、この寿命の短さは許容できるものとは思えません。

例えば、100円ショップで買った商品が1週間で壊れても文句を言う人はあまりいないと思います。

100円ですから。

しかし、もくまどは違います。

普及品の3倍もするのです。

それが、十分なメンテナンスを行っているにも関わらず、こんな短いサイクルで腐食・交換というのは妥当なのでしょうか。

とある1級建築士事務所のブログでは、以下のような記載があります。

木製サッシは寿命が長く、メンテナンスを十分におこなえば、100年以上はもつといわれています。

これが本来の姿だと思いますよ‥。

もくまどは、パミール屋根の欠陥に通じるものがあると思います。

パミール屋根では、築10年くらいから激しく劣化するお宅が続出し、訴訟にもなりました。

検索すると、多くのトラブル・訴訟が見つかります。

もくまどもこのようになってもおかしくないと思いますが、販売数が少ないので表面化していないですね。

もくまどの欠陥について今後の心配

旭硝子は、もくまどのメンテナンスについて2021年で終了すると発表しています。

旭硝子とは資本関係のない別会社がメンテナンスを引き継ぐようですが、今後、築年数が古くなるにつれて、もくまどの木枠交換頻度は増加すると考えられます。

もくまどの木枠を1か所入れ替えるだけで、数万円かかります。

将来、80歳~90歳以上になった時、こんな頻繁に交換していたら年金生活者には厳しくないですか?

現在、私がやっている3~4年に一度の塗装は誰がやるのでしょうか?

その前に、年をとってまともに動けなくなったら点検すらできないですから、木枠が腐っても発見できないでしょう。

木枠が腐ったまま放置すると、いずれガラスが外れると思いますし、そこまで至らなくても、防犯上、良くないでしょう(少し手をかければ、家に侵入できてしまいそう)。

もくまどの点検・メンテナンスの手間と、手間をかけても腐食する木枠の交換費用を一生涯に渡って負い続けるのは、極めて大きな負担であると思います。

この負担は、当初想定できたものでしょうか?

これがわかっていたら、絶対に採用しなかったですね。

もくまどの欠陥は、我々が一生涯背負い続けることになるのです。

これを書いている2021年8月現在、我が家は築14年8ヶ月ですが、家が傷んだり交換が必要となった設備は一切ありません。

もくまど以外、ほとんどメンテナンスしていませんが、全く問題ありません。

建築コストは高かったですが、長命住宅ということで良いものを使っているせいもあるでしょう。

それだけにもくまどの欠陥が余計に目立ちます。

【参考】
我が家の住所を記載しておきますので、googleで検索すれば家の画像が見れます。

全窓にもくまどを採用していますので、塗装具合や窓枠の状態などを確認できます。

千葉県四街道市千代田2-6-8